トータルステーションを高額買取してもらう方法と相場金額

トータルステーションは、土木・建築の現場で広く使われている機器です。
その利用分野は幅広く、既存のレーザーによる測定から、GPSを利用した機器、最近ではドローンで撮影した写真と組み合わせた測量システムなど、多岐に渡ります。

タイトル写真のような機械、社用車や事務所で使われずに眠っていませんか。
トータルステーションは、壊れていても価値がある、買取金額がつきやすい業務用機器です。

このトータルステーションをリサイクルショップに高額で買取してもらう秘訣と、買取金額の最新相場をご紹介します。

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みなさんにはまず、トータルステーション買取の減額ポイントを理解して頂き、最終的にトータルステーションを高額で売却できるようになってもらいます。

その他、トータルステーションの人気メーカーや注目の機能など、業界情報もお伝えします。処分を検討するときに参考になるはずです。

廃棄処分しようと思っていた不要なトータルステーションに、思わぬ買取金額を付く可能性があります!産廃業者に依頼をする前に、ぜひ一読して下さい。

最初におさえておきたいトータルステーション買取の基本


トータルステーションを買い取ってもらえるといっても、買取金額全額を受け取れるわけではありません。

トータルステーションの買取金額は、機器の回収費用を上回った場合に受け取ることができます。

残念ながらトータルステーションの買取金額が「0円」となるケース


トータルステーションは中古市場が成熟しているため、本体はもちろんのこと、機器に使われている様々な精密部品は再利用する価値があります。
そのため、機器の電源が入らなくても、壊れていても買取金額がつきます。

ただし、唯一、買取金額がつかないケースがあります。

それは、「1999年以前に発売された、大変古い年式のトータルステーション」です。

1999年以前に発売されたトータルステーションはあまりに古く、ユーザーがほとんどいません。結果、中古市場でニーズがないため、買取金額はつきません。

トータルステーションの買取金額が減額になるケース

トータルステーションは捨てるところがないくらい精密な部品で構成された機械のため、ほとんどの場合、有価で買取が可能です。
ただし、以下で紹介するような欠損があると満額で買い取ることはできません。

バッテリーや充電器がないトータルステーション


バッテリーと充電器が欠品しているトータルステーションは、買取金額が減額となります。
ただし、大きな減額にはならないのでご安心下さい。

いざ売却しようと思った時、バッテリーと充電器が欠品しているケースはよくあります。
「本体は社用車にあるけど、バッテリーと充電器が無い。事務所で保管していたはずなんだけど…」といったように、各機器の保管場所が異なるので、「いつの間にか無くしてしまった…」なんてことが起こりますが、本体のみで買取は可能です。

バッテリーの充電ができないトータルステーション


トータルステーションに付属するバッテリーの充電ができない場合、買取金額は減額となります。ただし、大きな減額にはならないのでご安心下さい。

バッテリーが充電できない理由は、二点ほど考えられます。
一点目は、バッテリーが寿命で劣化している場合。
二点目は、充電器が故障している場合です。
よくあるのが充電器のコードが断線してしまっているケースです。当社ではこの場合、補修をして直してしまいます。

また前項でご説明した通り、バッテリーと充電器はリサイクルショップ側で入手の手段を持っていますので、バッテリーの充電ができなくても買取は可能です。

転倒痕や衝突痕があるトータルステーション


転倒や衝突した形跡がみられるトータルステーションは、大きく減額となります。

精密部品のかたまりであるトータルステーションは、転倒や衝突で精度が狂ってしまいます。このような機器は、製品価値が大きく損なわれるので、リサイクルショップでは状態に相応の買取査定を行います。

カビが発生しているトータルステーション


トータルステーションは、保管環境が悪いと簡単にカビが繁殖してしまいます。いずれ売却をすることを考えている方は、しっかりと付属のケースに乾燥剤を入れて保管するようにしましょう。

その他、買取金額が大きく減額になるケース

以下のような状態や症状が見られるトータルステーションは、製品価値が大きく損なわれるため、買取金額が正価の三分の一程度に大きく減額となります。

・起動しないトータルステーション
・動きがおかしいトータルステーション
・レンズや操作パネルが割れているトータルステーション

高額で買取をしたいトータルステーションの特徴

トータルステーションの査定や整備を行うベテラン担当者にインタビューし、高額で買取をしたいトータルステーションの特徴をまとめました。

・最新モデルまたは現行モデルのトータルステーション
・ワンマン測量用にリモートキャッチャー等のオプション品が付属しているトータルステーション
・スマホ対応のトータルステーション
・最新の人工衛星に対応している受信機、GNSSトータルステーション

最新モデルまたは現行モデルのトータルステーション


最新モデルや現行モデルのトータルステーションは、高額な買取金額がつきます。1~2年程度の使用で売却する場合、さらに高額査定が期待できます。

年式では、現在より8年以内の製品から比較的よい買取金額が査定されるようになります。
特に1~2年以内の製品はほぼ市場に流通していないため、仮に今、中古市場に出品されれば高額取引は間違いなしです。どのリサイクルショップも手に入れたいと考えるでしょう。
最新モデルと旧モデルの違いは、主に「バッテリー性能の向上」「軽量化」「簡易な操作」等が上げられます。

余談ですが最新モデルにも継承されている自動追尾機能は最初期の1991年から始まり、現行の製品まで採用されるような大変便利な機能です。

ワンマン測量用にリモートキャッチャーが付属しているトータルステーション


リモートキャッチャーは、トータルステーションのオプション装置です。
測量作業を1名で行うワンマンシステムで、作業人員の削減とともに、作業時間の短縮を可能にします。またSRXシリーズでは、ガイドライト機能での杭打ち点への誘導や360度プリズムを利用した自動視準で、測量作業の効率化を図ることも可能です。

スマホ対応のトータルステーション


スマートフォンで、いつでもどこでも測量データを転送できます。
今後も機能が付加されていくカテゴリーで、スマホ対応のトータルステーションは高額買取の対象機器です。

最新の人工衛星に対応している受信機、GNSSトータルステーション


最新の人工衛星に対応している受信機、GNSSトータルステーションは、高額な買取金額が期待できます。

トータルステーションの買取金額の相場


リサイクルショップに問い合わせをし、トータルステーションの買取金額の相場を調査しました。(2021年4月時点調査)

平均買取金額は、10,000~30,000円となりました。

お買い得感あり、中古市場で多く見かける流通品のトータルステーションは、買取金額は70,000円~300,000円が相場となります。現在であれば2010年以降のモデルからこの相場のレンジに入ってきます。

高額査定になりやすい最新モデル・現行モデルのトータルステーションは、買取金額が600,000~1,200,000円の間となりました。

平均買取金額の相場から推測すると、破損しているトータルステーションが売却されるケースが多いと考えます。
普段からしっかり保管・管理を行い、転倒や破損痕がないトータルステーションは非常に希少で、高額な買取金額が期待できるでしょう。

トータルステーション、超高額買取品リスト

中古市場では、「ソキア」「トプコン」「ニコン」「ライカ」「ペンタックス」の順に流通量が多くなっています。
上記メーカーの中から、現在、超高額査定となるトータルステーションをピックアップしてご紹介します。

ソキア(SOKKIA) トータルステーション 高額買取リスト


・IXシリーズ:買取金額目安 100,000円~1,200,000円
・DXシリーズ:買取金額目安 100,000円~900,000円
・SXシリーズ:買取金額目安 100,000円~900,000円

トプコン(TOPCON)トータルステーション 超高額買取リスト


・GLSシリーズ:買取金額目安 100,000円~1,500,000
・GTシリーズ:買取金額目安 100,000円~900,000円
・GNSSシリーズ:買取金額目安 100,000円~1,000,000円

ニコン(Nikon Trimble) トータルステーション 超高額買取リスト


・NSTシリーズ:買取金額目安 100,000円~700,000円
・Nivoシリーズ:買取金額目安 100,000円~600,000円
・Mシリーズ:買取金額目安 100,000円~600,000円

ライカ(Leica) トータルステーション 超高額買取リスト


・TS15PLUS:買取金額目安 100,000円~2,500,000円
・TS15シリーズ:買取金額目安 100,000円~2,000,000円
・GSシリーズ:買取金額目安 100,000円~1,500,000円
・TS06シリーズ:買取金額目安 100,000円~1,500,000円

トータルステーション 最新買取実績


トータルステーション買取の豆知識


最後にトータルステーションを売却する時に役立つ情報をまとめました。

まともな買取金額が付くのは、3~4世代前の製品から

3~4世代前とは、2005~2006年製のトータルステーションです。この年式のトータルステーションからそれなりの買取金額がつくようになります。

トータルステーションは息の長い製品なので5~6年は使用するのが一般的です。
古くなったからと廃棄せず、まずはリサイクルショップに相談してみましょう。

外装の良し悪しは、買取金額に影響しない

トータルステーションは、忙しい現場で使用するため、通常使用による外装状態によって買取金額は変わりません。

しかし前述のように転倒痕や衝突痕があるトータルステーションは故障していることが有る為、買取金額は大きく減額されてしまいます。

使われず、ほったらかしの機器には要注意

使用期間が短いトータルステーションは高い買取金額は期待できますが、
通電もせず全く使用していない機器は、カビが生えたり、故障していたりと買取金額が大きく減額になる可能性があります。思いのほか修理に高額な費用がかかることが有ります。

製品価値が大きく損なわれるため、リサイクルショップの買取査定が大きく減額になります。経年劣化を防ぐ為にも数か月に一回程度は使用して状態を確認、維持しましょう。

ぜひ、ここまでの情報を参考にし、トータルステーションを大切に使用、保管し、高く買い取ってもらいましょう。
トータルステーションは、捨てるとことがないくらい貴重な部品のかたまりです。間違っても廃棄をして損をしないようにしましょう。


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